JOC山下副団長 大会総括「この勢いを大事に」、強化充実へ

[ 2018年2月26日 05:30 ]

平昌冬季五輪 閉幕

 日本選手団の山下泰裕副団長が冬季競技の強化拠点の充実を約束した。25日に行われた総括会見で「冬季競技は練習に集中できる環境に恵まれているわけではない。施設の充実を図っていくことは必要」と語った。

 夏季競技は東京都北区に味の素ナショナルトレセンがあり、来年には第2トレセンも完成予定。冬季競技の選手もそれらを活用はできるが、リンクなどが併設されているわけではない。伊東秀仁総監督も「学校や民間の施設を使っており、1カ所に集中できない問題がある」と課題に挙げた。

 ただしソチ五輪よりもメダル数を減らした雪上競技に関しては大会総括、今後の強化とともに出席者からは全く言及はなく方針は示されなかった。メダル数、入賞者の数ともに冬季五輪過去最多を更新。日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化本部長でもある山下氏は「たすきは確実に東京五輪へ受け継がれた。この勢いを大事にして、残された2年半の月日で全力を傾けていきたい」と語った。

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2018年2月26日のニュース