美帆“歴史的”メダル1号へ準備完了 女子3000は欧米独壇場

[ 2018年2月10日 05:30 ]

平昌冬季五輪 スピードスケート女子3000メートル

練習を終え笑顔の高木美
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 スピードスケートは10日の女子3000メートルで競技がスタートする。日本勢メダル第1号を期待される中長距離エースの高木美帆(23=日体大助手)は9日、会場の江陵オーバルで最終調整。「頑張ります」とだけ話し、自転車で会場を後にした。

 全体12組24人で最終滑走前の11組目に入った。同走は14年ソチ五輪7位デヨング(22=オランダ)。高木美が今季W杯第3戦(カナダ・カルガリー)をシーズンベストの3分57秒09で制した際、0秒69差の2位だった選手だ。まずはソチ五輪でメダル23個を量産したスケート王国が送り込んだ“刺客”に勝ち道を開く。

 日本勢がまだメダルを獲ったことのない女子3000メートルの2強はブスト(31=オランダ)とサブリコワ(30=チェコ)。ブストは06年トリノとソチの覇者で9組目を滑る。高木美が女王のタイムを上回れば最終組を滑る10年バンクーバー金、前回銀のサブリコワにプレッシャーをかけられる。韓国入り後、「メダルを獲ることによって、日本にいい形を運びたい」と意気込んだ高木美は、4年に一度のスタートに立つ準備を整えた。

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2018年2月10日のニュース