葛西 体中に20個カイロの旗手から今夜は「チャック閉めて」メダル獲得目指す

[ 2018年2月10日 16:16 ]

ジャンプ男子ノーマルヒル決勝に臨む葛西
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 平昌冬季五輪に史上最多となる8度目の出場を果たしたノルディックスキー・ジャンプ男子の”レジェンド”葛西紀明(45=土屋ホーム)が10日、自身のブログを更新。酷寒の中、日本選手団の旗手を務めた9日の開会式で体中に20個もの使い捨てカイロを貼り付けていたことを明かした。

 葛西は「昨日は−3℃くらいで、1日目、2日目よりは10℃くらい暖かかったんだけど、行進終わって席に着いた途端にすっげぇ寒くなりました。聖火が灯される頃にはもう寒くて寒くて」と現地の寒さを報告。「これでも身体中にホッカイロ20個貼ってたんですよ!」と明かした。

 さらに「最後まで開会式見ようと思ってましたが寒さに負け途中で断念しました」と寒さのあまり開会式を見届けられなかったことも報告。「安倍首相も開会式に来てくれましたし、先程選手村にも来て頂いたので、ジャンプ選手女子4人、男子5人、計9名でご挨拶に行って来ました。エネルギー溢れる素晴らしいお言葉を頂き、選手全員一層パワーが漲りました!」と安倍首相との交流も紹介した。

 開会式に先立って8日に行われた男子ノーマルヒル予選では緊張のあまりチャックを開けたままジャンプするという”失態”を犯して苦笑いだった葛西だが、この日行われる決勝に向け「チャックをしっかり閉めて、気持ちも引き締めて、メダル目指して頑張って参ります!!」と力強く誓った。

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2018年2月10日のニュース