極寒の平昌 苦手な寒さも開会式後は「シウォナダ」だった

[ 2018年2月10日 10:04 ]

平昌冬季五輪開会式 ( 2018年2月9日 )

平昌冬季五輪の開会式で、舞台に浮かび上がった鳥の模様
Photo By 共同

 【記者フリートーク】寒いのは苦手だ。「史上最も寒い」と言われた五輪の開会式取材。しかし氷点下20度近かった5日のモーグル会場に比べれば、寒さは身構えていたほどではなく、2時間吹きさらしの中でのミッションを何とかクリアした。韓国気象庁の発表によると、午後10時の気温は氷点下4度。現地入りしてからの暴力的な寒さは少し和らいだように感じた。

 会場では報道陣にも防寒グッズが配られた。バッグの中にはカイロやブランケットなど。中でも最も効果を発揮したのは座布団。お尻を冷やさない重要性を再認識した。韓国の伝統文化を随所に織り交ぜ、選手の入場行進ではK―POPに合わせたボランティアたちの緩いダンスで会場は盛り上がっていた。

 韓国では辛いものを食べた後の爽快感を「シウォナダ(すっきりした)」と表現する。工夫を凝らした演出と相まって終わってみれば不思議なすがすがしさが残る開会式だった。(五輪担当・山本 眞央)

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2018年2月10日のニュース