歩夢、初日から完璧「高回転で飛ばした」小さめパイプ難なく対応

[ 2018年2月10日 05:30 ]

公式練習で完璧なエアを決める平野
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 金メダル候補が練習初日からぶっ飛んだ。スノーボード・ハーフパイプ男子の平野歩夢(19=木下グループ)が初めての公式練習に臨み、早くも4回転の大技「フロントサイドダブルコーク1440」にトライ。13日の予選、14日の決勝まで残された練習機会から逆算し「いつもより初日から高回転で飛ばしていった」と3回試みて全て着地を決めた。

 パイプの形状については「壁は少し小さいかな。飛べる高さも限界がある」と感じたというが、それを苦にする様子はなかった。全長もひときわ長くなっており、選手によっては技の回数を増やすこともできる。だが平野は史上初の連続4回転に成功した先月のXゲームのルーティンのまま挑む考えでいる。ソチ五輪の銀メダルを上回るメダルは1つだけ。「このためにずっと練習してきた。当然優勝を狙った滑りで攻めていきたい」と静かに闘志を燃やした。

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2018年2月10日のニュース