元日馬富士を鳥取区検が略式起訴 傷害罪で罰金刑 引退考慮か

[ 2017年12月29日 05:30 ]

元横綱・日馬富士
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 元横綱・日馬富士が貴ノ岩を暴行し、負傷させた事件で、鳥取区検は28日、傷害罪で元横綱を鳥取簡裁に略式起訴した。鳥取地検への取材で分かった。正式な裁判ではなく罰金刑を求め、今後、同簡裁は略式命令を出して罰金刑を言い渡す見通し。傷害罪の場合は50万円以下。

 鳥取県警が11日に傷害容疑で元横綱を書類送検し、その後、地検が捜査していた。地検は、貴ノ岩の処罰感情や負傷状況、引退した元横綱が受けた社会的制裁などを考慮して判断したもようだ。

 元横綱の弁護人は28日、検察の手続きに異議なく応諾したと説明。改めて貴ノ岩へ謝罪するとともに「(元横綱が)思い描いていた人生は大きく変わり、無念な思いもあるが、全て自分の責任であり、これからどういう道を歩むのかをよく考え、お世話になった皆さまや社会に貢献したい」などとするコメントを出した。

 また、貴ノ岩や師匠の貴乃花親方に謝罪の機会を2度にわたり申し入れたが、実現しなかったことを明らかにした。

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2017年12月29日のニュース