陸上の全米選手権開幕 男子100M予選でコールマンがいきなり9秒93

[ 2017年6月23日 13:39 ]

1次予選で9秒93をマークしたコールマン(左)と予選落ちとなったゲイ(AP)
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 陸上の全米選手権が22日にカリフォルニア州サクラメントで開幕。男子100メートルの予選には今季世界最高の9秒82をマークしているクリスチャン・コールマン(21歳=テネシー大)が出場し、全体トップとなる9秒93をマークして準決勝に進出した。

 コールマンは175センチ、71キロと小柄なスプリンターながら今季は全米大学選手権の100メートルと200メートルを制覇。6月7日にオレゴン州ユージンで行われた競技会で自己ベストの9秒82を記録し、19日にプロ・アスリートとなることを宣言していた。

 9秒97の自己ベストをマークしたアイザイア・ヤング(27歳)が全体2位。2004年のアテネ五輪でこの種目を制しているジャスティン・ガトリン(35歳)は10秒00の全体3位で予選を通過した。

 しかし2007年の世界選手権(大阪)で短距離3冠を達成したタイソン・ゲイ(34歳)は10秒17とタイムが伸びず、コールマンらと出場した2組で3位。全体では15位だったが、着順ではじかれて無念の予選落ちとなった。

 予選は5組。各組上位2人と、3位以下のタイム上位6人が準決勝(計16人)に進出した。

 なお女子100メートルの予選では、リオデジャネイロ五輪の400メートル・リレーで米国の優勝に貢献したトリ・ボウイ(26歳)が10秒90のトップタイムで準決勝に駒を進めた。

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2017年6月23日のニュース