NBAドラフトのトップ指名はワシントン大のフルツ 1巡目に16人の大学1年生!

[ 2017年6月23日 15:14 ]

シルバー・コミッショナーと握手をするフルツ
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 NBAのドラフトが22日にニューヨークで行われ、セルティクスから全体トップ指名権を譲渡されていた76ersが予想通り、ワシントン大のガード、マーケル・フルツ(19歳)の名前をコールした。1メートル93、88キロのフルツは今季25試合に出場して1年生選手としては全米最多の23・2得点をマーク。万能型のポイントガードとしてその能力は高く評価されていた。76ersは昨年のドラフトでも全体トップでベン・シモンズ(20歳=昨季は故障で全休)を指名しており、2年連続で“金の卵”を獲得した。

 2番目にはフルツと並ぶ全米屈指のガードとして注目されていたUCLAのロンゾ・ボール(19歳)がレイカーズに指名され、1番目から3番目に下がったセルティクスはデューク大のフォワード、ジェイソン・テイタム(19歳)を指名。4番目のサンズはカンザス大のフォワード、ジョシュ・ジャクソン(20歳)、5番目のキングスはケンタッキー大のガード、ディアーロン・フォックス(19歳)との交渉権を獲得した。

 8番目にニックスがフランス出身のガード、フランク・ニキリーナ(18歳)を指名するまで上位7人はすべて米国の大学1年生。1巡目30人の中で16人の1年生が指名されたのは、昨年(14人)を上回る史上最多の人数となった。

 日本の八村塁(19歳)が所属し、今季の全米大学選手権(NCAAトーナメント)で決勝まで進出したゴンザガ大(ワシントン州)からは2選手が指名を受け、センターのザック・コリンズ(19歳)は全体10番目にキングスに指名されたあとにトレイルブレイザーズへトレード。ガードのナイジェル・ウィリアムスゴス(22歳)は2巡目(全体55番目)にジャズから指名された。

 ドラフトは2巡目まで行われ、指名されたのは計60人。今季のファイナルに出場したウォリアーズとキャバリアーズには指名権がなかったが、ウォリアーズはブルズが2巡目(全体38番目)に指名したオレゴン大のフォワード、ジョーダン・ベル(21歳)をトレードで獲得した。

 米国籍以外の選手で最上位で指名されたのはフィンランド出身のセンターでアリゾナ大に在籍していたセンターのラウリ・マーカネン(20歳)で全体7番目にティンバーウルブスが指名。直後にジミー・バトラー(27歳)との交換でブルズにトレードされた。

 チーム別指名選手の最多は76ersの6人。セルティクス、レイカーズ、キングスが4人で続き、クリッパーズ、キャバリアーズ、ウィザーズは指名選手なしとなった。

 なお最終60番目の指名選手はフランス出身のフォワード、アルファ・カバ(20歳)で、ホークスが最後にその名前をコールした。

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