西尾 競り合い制しV、3度の手術乗り越えた「走れるだけでうれしい」

[ 2017年4月3日 05:30 ]

第5回あだち五色桜マラソン ( 2017年4月2日    東京・足立区 荒川河川敷 )

ハーフ男子総合優勝の西尾と女子総合優勝の槙尾
Photo By スポニチ

 第5回あだち五色桜マラソン(スポニチ後援)は2日、東京都足立区の荒川河川敷で1130人がエントリーして行われた。メインのハーフマラソン男子総合は西尾拓也(28)が1時間14分54秒で、同女子総合は槙尾三也子(46)が1時間34分43秒で優勝。それぞれ最優秀選手賞としてスポニチ盾が贈られた。

 ハーフ男子総合は3度の手術を乗り越えて、西尾が会心の優勝を果たした。高校卒業後、実業団で活動を続けてきたが、左膝のじん帯を損傷し昨年手術。その直後に患部から細菌感染し、2度の手術を余儀なくされた。「病院のベッドで1カ月寝たきりの生活を送った。医者には“今後走ることは困難”と言われた」。だが、諦めずにリハビリを続け競技復帰にこぎつけた。2年ぶりとなるハーフマラソンはゴール直前まで競り合う展開で底力を見せた。「調子は悪くなかった。今は走れるだけでうれしい。75分以内の目標も果たせて満足。今年中にフルマラソンで2時間30分を切りたい」とさらに高い目標を掲げた。

続きを表示

2017年4月3日のニュース