ベイカー1回戦で右肩脱臼、棄権負け 手術なら実戦復帰まで半年

[ 2017年4月3日 05:30 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2017年4月2日    福岡国際センター )

男子90キロ級1回戦で右肩を痛めたベイカー茉秋
Photo By 共同

 男子90キロ級1回戦でリオ五輪王者のベイカー茉秋(日本中央競馬会)が右肩を脱臼し、棄権負けした。延長戦で相手ともつれた際に「グキっと音がした」といい、倒れたまま動けず、審判に棄権を申告した。

 右肩は昨年2月に亜脱臼し、その後も故障を繰り返していた箇所。3日にも精密検査を受け、問題がなければ世界選手権代表に選ばれる見込みだが、手術を受けた場合は実戦復帰まで半年を要する。強化委員会前に取材に応じたベイカーも「(手術の)決断を下せるかもしれないが、世界選手権への気持ちもある」と揺れ動く気持ちを吐露。20年に向けて、大きな決断を迫られることになる。

続きを表示

2017年4月3日のニュース