イ・ミニョン 希望与えた日本ツアー初優勝、腎臓がん乗り越え歓喜

[ 2017年4月3日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城最終日 ( 2017年4月2日    静岡県袋井市 葛城ゴルフ倶楽部山名コース=6568ヤード、パー72 )

優勝したイ・ミニョンは賞品のピアノにご満悦
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 今季から日本ツアーに本格参戦したイ・ミニョンが、5戦目でうれしい初優勝を飾った。「優勝は夏頃を目指していたのでこんなに早くてビックリ」と笑顔。優勝パットを「緊張して手が震えた。でも、これは練習と思って打ちました」と振り返って周囲を笑わせた。

 渡辺と競り合い、並ばれた直後の13番(パー4)では残り125ヤードの2打目をピンそば数十センチにつけて突き放した。15番で再び並ばれたものの、続くホールで失速した相手を尻目にきっちりとパーを並べ、歓喜を手繰り寄せた。

 23歳だった2015年3月に腎臓がんを患い、部分切除の手術を受けた。それでも、術後約1カ月で競技復帰。韓国で4勝を挙げている実力者は「がん患者の人たちに希望を与えられるようになりたい」と話した。

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2017年4月3日のニュース