羽生Vから一夜明け「達成感がある」

[ 2017年4月2日 20:33 ]

世界フィギュア優勝から一夜明け、イベントでファンに手を振る羽生結弦
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 フィギュアスケートの世界選手権男子で3季ぶり2度目の優勝を飾った22歳の羽生結弦(ANA)がフリーから一夜明けた2日、ヘルシンキで取材に応じ「ハイレベルな試合のフリーで逆転し、勝ち切れた達成感がすごくある」と喜びを語った。

 ショートプログラムで5位と出遅れ「自信喪失」だったというが、ファンやチームスタッフの支えで「うまく力に変わった」と感謝した。平昌冬季五輪で2連覇を狙う来季へ「(自分は)ノーミスを多発する選手ではない。弱いと思う部分がある。確信的なものをつかみたい」と精神面を課題に挙げた。

 「絶対王者」と称して憧れてきた2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が引退を表明したことに「彼に育ててもらったと言っても過言じゃない」と惜しみつつ「僕は僕」と新時代の象徴となる意欲をにじませた。

 2位に入った19歳の宇野昌磨(中京大)は「この1年でかなり実力がついた」と実感を語り「来季も攻めていく。ノーミスの時にゆづ君とどっちが勝つか分からない選手になりたい」と誓った。現在は4回転ジャンプを3種類跳ぶが、4回転サルコーへの挑戦については否定的だった。(共同)

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2017年4月2日のニュース