平尾氏しのび感謝の集い 恩師涙「君の遺影を前に弔辞を述べるなんて…」

[ 2017年2月10日 20:49 ]

平尾誠二氏をしのぶ「感謝の集い」の式典後、献花するファンら
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 日本ラグビー界を代表するスター選手として活躍し、昨年10月20日に53歳で亡くなった平尾誠二氏をしのぶ「感謝の集い」が10日、神戸市内で行われ、生前に親交があったラグビー関係者や友人ら約800人が式典に参加した。

 会場前方にはラグビーのフィールドが作られ、中央に平尾氏の遺影が掲げられた。日本ラグビー協会の森喜朗名誉会長は「(2019年の)ワールドカップ(W杯)がうまくいったよ。五輪・パラリンピックが成功したよという報告を平尾さんにできるように誓いたい」と遺影に語り掛け、全国高校ラグビー大会を制した京都・伏見工高時代の恩師、山口良治氏は「君の遺影を前に弔辞を述べるなんて、夢にも思わなかった」と涙で声をつまらせた。

 京都府出身の平尾氏は同志社大で全国大学選手権3連覇に貢献し、社会人の神戸製鋼では日本選手権7連覇を達成。日本代表としてもW杯に3度出場し、監督も務めた。

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