東福岡 3冠達成へ VS仰星に闘志 サッカー部の分も!

[ 2017年1月7日 05:30 ]

東海大仰星との決勝に備えて東福岡は念入りにラインアウトのリフティングをおさらいする
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 東福岡が2大会ぶりの頂点へ。第96回全国高校ラグビー大会は7日、東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われる。東海大仰星(大阪第一)と花園での頂上決戦は過去1勝1敗のタイ。最大のライバルを倒せば高校3冠達成となる。前日6日は神戸市の神戸製鋼灘浜グラウンドで最終調整した。

 高校3冠に向け、いよいよ最後の大一番。藤田雄一郎監督は警戒を強めた。東海大仰星には花園で過去3勝4敗と負け越し。連覇を狙った前回大会は準決勝で22―24と惜敗した。「対戦するのは物凄い励み。自分も楽しみだし、選手も一番リスペクトしている相手」。ひときわ気合が入る最大のライバルだ。

 ロック箸本主将も闘志をのぞかせた。「こちらは3冠が懸かる。向こうも最後のタイトルを必死で取りに来ると思う。しっかり前に出て体をぶつけるプレーを貫く」。発憤材料は他にもある。練習グラウンドが隣接し、切磋琢磨(せっさたくま)するサッカー部は全国高校選手権で準々決勝敗退。「クラスの友だちたちから“サッカー部の分も頑張れ”とメールをもらった。日本一を取りたい」。仲間の思いを引き受けて戦う。

 2試合連続で逆転勝ち。特に御所実との準決勝は1点差をものにして、チームに適度な緊張感が生まれた。藤田監督は「追う展開の試合は花園に来て初めて。成長する機会を与えてもらった」と手応えをつかんだ。平常心で臨めば結果は出るはずだ。

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2017年1月7日のニュース