松山 米ツアー初戦4差7位 ショットに手応え 新年最高発進

[ 2017年1月7日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー SBSチャンピオンズ第1日 ( 2017年1月5日    米ハワイ州カパルア プランテーション・コース=7452ヤード、パー73 )

第1ラウンド、14番でバーディーを決め、ギャラリーの声援に応える松山英樹
Photo By 共同

 2年ぶり2度目出場の松山英樹(24=LEXUS)は4バーディー、ボギーなしの69で首位と4打差の7位と好位置につけた。ジミー・ウォーカー(37=米国)が65で単独首位に立った。腰痛による長期離脱から復帰した世界ランキング1位のジェーソン・デー(29=オーストラリア)は70で12位。昨年優勝のジョーダン・スピース(23=米国)は72で22位。出場は昨年の米ツアー優勝者に限られ、32人が参加している。

 松山は17年最初のラウンドを4アンダーで終えた。「ショットは悪くないと思う。スコアが伸ばせなかったのは残念。もう少し伸ばせたかな」。悔しそうな表情も見せたが、余力を残して好発進した。

 3番で2・5メートルに付けてバーディーを先行させると、5番パー5は残り184ヤードから8Iでピン左8メートルに2オンして2パット。距離の短い14番パー4ではドライバーでグリーン右ラフまで飛ばし第2打で1メートルにぴたり。15番パー5では第2打をグリーン手前に運びアプローチをピンに絡めて連続バーディーとした。

 ショットは好調だった。グリーンを外したのは1ホールだけ。パーオン率94・44%はウォーカーと並んで全体1位。際どいピン位置も果敢に攻めた。しかしグリーンには手を焼いた。18ホールで合計32パットを要した。

 前週まで平均パット数1・598でランキング1位を走る。昨秋以降、国内外で4勝した快進撃もパットが支えてきた。その武器がこの日は精彩を欠いた。10番では2・5メートル、13番では5メートルが外れた。「やっぱり5メートルくらいの(パット)が入ってくれないとスコアは伸びない」と唇をかんだ。

 それでもピンチらしいピンチはなし。危なげない内容に「ボギーがなかったのは良かった」と安ど感がにじんだ。

 7位はアマチュア時代を含め、自身の米ツアー新年初戦第1ラウンドの最高順位。そして昨年の全米オープン覇者D・ジョンソンと並び、前回優勝のスピース、世界ランキング1位のデーを上回る。賞金ランキングで1位を独走する日本人にとって悪くない位置だ。

 「ひとまず4つ潜れた(4アンダー)ということは、明日(第2日)からの成績次第でチャンスはある」。松山は残り3日間を見据えた。

 ≪昨年は2打差8位発進≫7位は松山の米ツアー新年初戦第1ラウンド最高順位。アマチュア時代の11〜13年は初戦でソニー・オープンに出場したが、第1ラウンドは11年が74で127位、12年が71で80位、13年が74で130位だった。プロ転向後の14年初戦はファーマーズ・インシュアランス・オープンで、72の63位発進。15年は現代自動車チャンピオンズ(今大会の前身)で3アンダー、70で首位に5打差の18位。昨年のファーマーズ・インシュアランス・オープンは68で回り首位と2打差の8位に付けた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年1月7日のニュース