新関脇・正代 初日の白鵬戦に驚きも 覚悟「攻めていきたい」

[ 2017年1月7日 05:30 ]

稽古後に師匠から初日の相手を知らされ驚く正代
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 日本相撲協会は6日、大相撲初場所(8日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、2日目までの取組を決めた。新関脇・正代は初日に4場所ぶり38度目の優勝を目指す横綱・白鵬に挑戦する。他の2横綱は、自身初の2連覇で4度目の優勝を狙う鶴竜が初日に小結・栃ノ心、日馬富士は初日に小結・高安と顔を合わせる。

 師匠の時津風親方(元前頭・時津海)から初日の相手を告げられると、稽古を終えた正代は張り手をかわすように大きくのけ反った。いきなり白鵬との対戦が決まり「顔をはたかれるのが(15日間のうち)早いか遅いか、(初日で)気が楽ですよ」と苦笑い。自虐モード全開で「ケガなく生還したらいいんじゃないですかね」と頭をかいた。

 先月28日の稽古総見では白鵬に10戦全敗。完全に打ちのめされたが、この日は出稽古に訪れた蒼国来にも9戦2勝7敗と大幅に負け越し「年が明けてから5番ぐらいしか勝ってない」と嘆いた。

 白鵬とは昨年夏場所以来2度目の対戦。初顔合わせでは立ち合いで強烈な張り手を食らい気付けば土俵下だった。「片手しか触ってない」とあの時の一撃が脳裏にこびりついている。ただ、関脇として迎える対戦へ「(稽古総見での)成果を横綱に感じてもらえるように頑張ります。今年一番大事な一番になるかも。攻めていきたい」と前を向き、師匠も「あっけなく負けるのだけはやめてくれ」と成長の跡を示してほしいと期待していた。

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2017年1月7日のニュース