東海大仰星 初の大会2連覇へ一丸!狙うはサッカー部とW頂点

[ 2017年1月7日 05:30 ]

<東海大仰星練習>練習最後に、中高合わせて144名全員で144回のスクワットを行う東海大仰星フィフティーン
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 第96回全国高校ラグビー大会は7日に東大阪市の花園ラグビー場で決勝が行われ、Aシードの東福岡とBシードの東海大仰星(大阪第1)が対戦する。東海大仰星は6日に大阪府枚方市の同校グラウンドで調整。SO山本浩貴(3年)らスタメンに3人いる東海大仰星中出身者を中心として、同校初の大会2連覇に挑む。

 大一番を目前に控えても、東海大仰星のモットーは変わらない。部員全員が一緒に約3時間半も練習。締めくくりは全員スクワットだ。144人が手をつなぎ、1人ずつ順番に大声を出して144回の膝の曲げ伸ばしをした。部員は106人なのに144回行ったのは、東海大仰星中のラグビー部員が参加していたから。5年前から中学生も全国トップの高校生と一緒に練習をしている。

 東海大仰星中出身の山本は「中学と高校でラグビーの戦術が違うと苦労する。その点、僕たちは一緒に練習をしているのでボールの動かし方や戦術にすぐに対応できる。中学3年の時に先輩が日本一になった。その憧れも大きい」と話した。同中学出身者はスタメンに3人、メンバー25人の中に6人いる。全国制覇した前回大会は25人中8人いた。直近3年で優勝2度の強さは、体の当て方や走るコース取りなどを中学から教えられた選手が主力を担うからだ。

 決勝の東福岡は高校日本代表候補7人を擁するタレント集団だ。「守りが鍵」と山本。破壊力ある突進を止め、初の連覇を果たすことを“6カ年計画”の総決算とする。

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