沙保里“強さ長モチ”全日本女王の後輩・向田をスパーで圧倒

[ 2017年1月7日 05:30 ]

至学館大でのもちつきに参加した吉田沙保里
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 リオ五輪のレスリング女子53キロ級銀の吉田沙保里(34=至学館大職)が6日、愛知県大府市の至学館大で練習を公開した。練習前に行われた新春餅つき会では、自らついた餅をおいしそうに頬張り「飽きずに長く、いろんなことが長持ちするように頑張りたい」と新年の心持ちを語った。

 リオ五輪後はイベントやテレビ出演など多忙な日々を過ごし、元日から4日までは家族でグアム旅行に出かけていた。5日の至学館大の初練習で練習を再開したばかりだが、早くもスパーリングを解禁。この日も前日に続き、昨年12月の全日本選手権女子53キロ級を制した向田真優(至学館大)の相手を務めた。

 これまでは持ちつ持たれつの練習パートナーだったが、今後は東京五輪代表を争うことにもなる19歳のライバル。強引な捨て身技を仕掛けて尻もちをつく場面もあったが、大先輩相手で緊張した面持ちの向田に対し、吉田は最後まで気持ちの余裕を感じさせた。

 リオ五輪を終えて選手と代表コーチをかけもちする立場となったものの、向田は「五輪前と全然変わってない」と脱帽。その強さはまだまだ長持ちしそうだ。

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2017年1月7日のニュース