錦織“逆転”ストレートで16強 ラケットの調整にも苦戦

[ 2016年8月10日 05:30 ]

男子シングルス2回戦でオーストラリア選手を2―0で下し、ガッツポーズする錦織

リオデジャネイロ五輪テニス 錦織圭7―6、6―4ジョン・ミルマン

(8月8日 五輪テニスセンター)
 男子シングルス2回戦で第4シードの世界ランク7位・錦織圭(26=日清食品)が世界74位のジョン・ミルマン(27=オーストラリア)にストレート勝ちし、ベスト16入りした。3回戦では同121位のアンドレイ・マルティン(26=スロバキア)と対戦する。

 スコア以上に初対戦の相手の強打に苦しんだ。第1セットは一時2―5とリードを許す展開に。第9ゲームをブレークしてタイブレークに持ち込んだが、ここでもいきなり0―4とされた。それでも「ラリーのペースを落としたり、プレーを変えたりした。リードされた時こそ安定したプレーを心掛けた」とスピンを効かせたショットを多用して相手ミスを誘発。7連続ポイントでタイブレークを制すと、第2セットも2―4から逆転した。

 1回戦は暑い日中、この日は肌寒い夜に試合が組まれ、ラケットの調整にも苦戦した。第1セット途中でラケット数本の張り替えを申し出た錦織は「急に気温が下がり、いいテンション(ガットを張る強さ)に巡り合わず難しかった」と説明。リオは寒暖の差が激しいだけに、コンディション調整もメダル獲得の鍵となりそうだ。

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2016年8月10日のニュース