レスリング16選手出場へ ロシア選手団、270人規模か

[ 2016年7月29日 23:30 ]

 ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、世界レスリング連合は28日、同国の16選手のリオデジャネイロ五輪出場を認めると発表した。国際オリンピック委員会(IOC)が設けた五輪参加の条件に従い、男子フリースタイル57キロ級でメダル候補のビクトル・レベデフ選手はドーピング違反歴があったため参加を禁じた。

 国際自転車連合は17選手のうち11選手の出場を認めた。3選手は違反歴があったとしてロシア・オリンピック委員会(ROC)が出場を取り下げ、不正に関与した可能性がある3選手については調査を継続中とした。タス通信によると、ROCのジューコフ会長は同日、最終的な数字ではないとしながら約270選手の出場が認められたと明らかにした。

 同通信は29日、世界テコンドー連盟(WTF)がロシアの3選手全員の出場を認めたと伝えた。

 ロシアは旧ソ連時代からレスリング強国の地位を保ち、日本のエース高谷惣亮選手(ALSOK)がいる男子フリースタイル74キロ級は、昨年の世界選手権で高谷選手に完勝したアニュアル・ゲドゥエフ選手が出場する。(共同)

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