ロシア、250人以上リオへ 陸上除き戦える陣容

[ 2016年7月29日 01:20 ]

 国ぐるみのドーピング違反が認定されたロシアのリオデジャネイロ五輪選手団の全体像が見えてきた。当初の387人からは大幅に減るが、同国オリンピック委員会のジューコフ会長は27日、250人以上の出場が認められたと発言。国際陸連からチームでの参加を禁じられた陸上を除けば、戦える陣容が整いつつある。

 28日には、世界レスリング連合が16選手の出場を認め、違反歴のある1選手の参加を禁じたと発表した。

 国際オリンピック委員会(IOC)はリオ五輪からのロシアの全面締め出しを見送り、ドーピング違反歴がないことなどを条件に、各競技の国際連盟(IF)に同国選手の出場の可否判断を委ねた。2012年ロンドン五輪で男子3階級を制した柔道をはじめ、体操・新体操、バレーボールなど金メダルを狙える競技の参加が続々と認められ、五輪4連覇中のシンクロナイズドスイミングも出場できる見通しだ。

 ロシアはロンドン五輪で米国、中国に次ぐ3位のメダル82個を獲得したスポーツ大国。8月5日の五輪開幕が迫る中、IFの審査は最終局面を迎えた。(共同)

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2016年7月29日のニュース