松山 初日1アンダー 渡辺謙も期待「歴史を塗り替えて」

[ 2016年7月29日 05:30 ]

第1ラウンド、10番でティーオフする松山英樹

米男子ゴルフツアー・全米プロ選手権第1日

(7月28日 米ニュージャージー州スプリングフィールド バルタスロールGC=7428ヤード、パー70)
 メジャー最終戦が開幕した。松山英樹(24=LEXUS)は3バーディー、2ボギーの1アンダー、69でホールアウトした。また谷原秀人(37=国際スポーツ振興協会)は11ホールを終えて1アンダーだった。リオデジャネイロ五輪代表の池田勇太(30=日清食品)は午後の組でティーオフする。

 インスタートの松山は12番で3パットしてボギーが先行した。しかし、17番パー5で第3打をピンそば50センチにつけて初バーディー。18番パー5ではピン奥2メートルに2オン。イーグルパットは外れたものの2連続バーディー。後半の3番でも5メートルのパットを沈めてバーディー。7番で1つスコアを落としたが、1アンダーで初日を終えた。

 5月にハーフキャビティータイプのアイアンを投入したが、今週は優勝した2月のフェニックス・オープンや優勝争いした4月のマスターズで使用したマッスルバックのモデルに戻した。

 本人は「気分転換です」と話したが、アイアンショットに復調の気配が漂っていた。全米オープン、全英オープンとメジャーで2試合連続予選落ちしていたものの「練習ではずっと良い。予選を通って、そこから上を目指したい」と力を込めていた。

 開幕前の練習ラウンドには俳優の渡辺謙が同行した。世界的名優は「良いショットが出ている。歴史を塗り替えてほしい」と日本男子初のメジャー制覇に期待を寄せていた。松山はその期待に応えるような好調なゴルフを見せた。

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2016年7月29日のニュース