ボルト、最後の五輪リオに到着 スーパースター登場で空港パニック

[ 2016年7月29日 05:30 ]

リオデジャネイロの国際空港に到着したウサイン・ボルト(AP)

 スーパースターの登場に空港がパニックに陥った。陸上男子100&200メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルト(29=ジャマイカ)が27日、リオデジャネイロの国際空港に到着。前人未到の2種目五輪3連覇を狙う最速男が姿を見せると、待ち構えたファンから大きな歓声が上がり一時、騒然となった。黒を基調としたラフな服装でサングラスを掛けたボルトは、ヘッドホンを着けたまま報道陣やファンの呼び掛けに応じず。関係者と言葉を交わしながら、迎えの自動車に乗り込んだ。

 ボルトは五輪選考会だった今月上旬のジャマイカ選手権100メートルの決勝を左大腿肉離れで棄権。復帰レースとなった22日のダイヤモンドリーグ第10戦、ロンドン・グランプリの200メートルで優勝し、ロンドンからリオ入りした。今季の自己ベストは100メートルが9秒88で世界ランク4位、200メートルは19秒89で同5位にとどまる。3月にはジャマイカ紙が、「間違いなくリオが最後の五輪になる」とボルトのコメントを報道。「王座は渡さない。勝利に飢えている」と意気込む29歳は、黄金の輝きを手に入れて夢舞台に別れを告げる。

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