ロシア陸上選手らは独自の競技会 イシンバエワは「無意味」

[ 2016年7月29日 05:30 ]

 ドーピング問題でリオデジャネイロ五輪から締め出されたロシア陸上選手らが28日、モスクワで独自の競技会を開いた。

 リオに向けて練習してきた選手の体調維持などが目的とされる。女子棒高跳びの世界記録保持者イシンバエワは無意味だとして出場を拒んだ。世界の一流選手と競う機会を失った選手は落胆しており、同国陸上界は窮地に追い込まれている。イシンバエワのコーチは「袋小路だ。私たちは全面包囲され、北朝鮮のように(孤立状態に)なっている」と述べ、「ロシア陸上界の発展は8~10年滞る」と懸念を示した。来年度以降、スポーツ予算は大幅に削減される見込みだという。

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2016年7月29日のニュース