白鵬 北海道で田植え 次女同伴「初デートをしているみたい」

[ 2016年6月11日 19:21 ]

田植えをする白鵬と次女・美羽紗ちゃん

 大相撲の横綱・白鵬(31=宮城野部屋)が11日、名誉観光大使を務める北海道滝川市を訪問し、次女・美羽紗ちゃん(5)とともに自身のしこ名が冠となった縁起米「白鵬米」の田植えを行った。

 「白鵬米」と書かれた揃いのはちまきを締め、一緒に水田に入って田植えを熱心に指導。「落ちたらお母さんに怒られちゃう」と、転びそうになった美羽紗ちゃんの手を引きながら最後まで水田の中をエスコートした。

 1泊2日の北海道訪問に家族の中で唯一、美羽紗ちゃんだけを連れてきた理由は「前の日に“行くか?”と聞いたら“行きます”と答えたから」。2人きりの長旅は横綱いわく「初めて」だったため「私も初デートをしているみたいな感じ。緊張しましたね。まったく泣かずにいい子だなと思いました」と土俵上での厳しい姿とうって変わって父親としての顔をのぞかせた。

 2010年から始まった「白鵬米プロジェクト」は滝川市農協などと白鵬が協力し、将来的にモンゴルでの稲作実現を目指す活動。同市の農協関係者がモンゴル人留学生に対し、寒冷地での稲作技術などを提供している。

 横綱は「私は白米を食べたことで体が作られた。これがなければ成長できなかった。いつか、おいしい白米がモンゴルでたくさん作られる日が来るのが夢」と思いを語った一方で、次なる名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)に向けては「16日から滋賀で合宿をしてから名古屋に入る。年に1度、応援してくれる名古屋のファンの前で1000勝を達成したい」と“残り13勝”に迫っている史上3人目の偉業へ力を込めた。 

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2016年6月11日のニュース