純国産FWの力見せる 先発・堀江「フィジカルで勝負」

[ 2016年6月11日 05:30 ]

 純国産FWの矜持(きょうじ)を見せる。ラグビー日本代表は9日(日本時間10日)、11日(同12日)に行われるカナダ戦(バンクーバー)の登録メンバー23人を発表した。昨年のW杯経験者が今年初めてメンバーに加わったが、FWは8人全員が日本生まれ。主力不在だった今年5月21日の韓国戦(仁川)を除けば、12年5月5日のUAE戦(レベスタ)以来、4年1カ月ぶりの純国産FWで、真価を問われる一戦に臨む。

 FWでも特に第3列はパワーや体格が求められるポジションで、エディー・ジョーンズ体制下ではリーチら外国出身者の牙城だった。18、25日のスコットランド戦はW杯に出場したツイ、ホラニ、マフィの実力者3人が合流する。ポジションが重なる選手にとっては、カナダ戦の内容次第で代表離脱を命じられる可能性もある。No・8で先発する堀江恭佑も出発前に「フィジカルで勝負できるようになったところを見せたい」と宣言。カナダ相手に国産パワーを証明するつもりだ。ゲームキャプテンを務めるCTB立川理道も「日本全体のラグビーへの関心が高い。期待をプレッシャーと感じずに、失敗を恐れず挑戦したい」。19年へ内なる戦いの火ぶたが切られる。

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2016年6月11日のニュース