ウォリアーズ 競り勝ち71勝目、2戦残しシーズン最多勝利あと1

[ 2016年4月10日 16:27 ]

17得点に終わったウォリアーズのカリー(AP)

 NBAは9日に各地で6試合を行い、ウォリアーズは敵地メンフィスでグリズリーズに100―99(前半53―50)で競り勝って71勝目(9敗)。2試合を残した段階で、ブルズが95~96年に樹立したシーズン最多勝利記録(72勝)にあと「1」と迫った。

 ロード33勝目(7敗)はそのブルズが保持しているリーグ記録とタイ。第3Q序盤で10点を追う展開となったが、第4Qの残り1分39秒にハリソン・バーンズ(23)の3点シュートで98―97。再度逆転されたものの、残り1分にこの日23得点11リバウンドを稼いだドレイモンド・グリーン(26)がゴール下でボールを押し込んでそのまま逃げ切った。

 ただしステファン・カリー(28)は3点シュートを14本中11本失敗して17得点どまり。クレイ・トンプソン(26)も20得点をマークしたものの、3点シュートの成功は10本中2本。72勝目を狙う敵地サンアントニオでのスパーズ戦(10日)に不安を残す結果となった。

 ウォリアーズはサンアントニオでは通算33連敗中で、これは単一カードのロード連敗としては不名誉な歴代最長記録。一方、スパーズは今季ホームで39戦全勝で、ウォリアーズが昨季から今季にかけて樹立したホームの通算連勝記録(54)にもあと「6」と迫っている。ウォリアーズが2日連続の試合になるのに対しスパーズは中1日で、しかも8日のナゲッツ戦ではカワイ・レナード(24)やラマーカス・オルドリッジ(30)の新二枚看板を含めた主力5選手が完全休養。余裕を持って待ち受けるライバルに対し“ブルズ超え”の73勝を狙うウォリアーズがどのような戦いを見せるのかが注目されるところだ。

 西地区全体6位のグリズリーズは42勝38敗。故障者続出でここ8戦で7敗目と下落傾向に歯止めがかからず、この日はディフェンスのスペシャリスト、トニー・アレン(34)も左太腿を痛めて欠場した。

 東地区全体9位のブルズは地元シカゴで、同1位のキャバリアーズを105―102(前半52―54)で下して40勝40敗。8位ペイサーズとは2・5ゲーム差で、かろうじてプレーオフ進出への可能性を残した。

 キャバリアーズは56勝24敗で同2位ラプターズ(53勝26敗)とは2・5ゲーム差。レブロン・ジェームズ(31)は33得点を挙げたが、東地区第1シードは確定しなかった。

 東地区全体3位のホークスは地元アトランタで同4位のセルティクスを118―107(前半67―71)で退けて3連勝で48勝32敗。セルティクスには1ゲーム差、所属ディビジョンのサウスイースト2位、ヒート(46勝33敗)には1・5ゲーム差をつけた。

 <その他の結果>サンズ(22勝58敗)121―100ペリカンズ(30勝50敗)、キングス(32勝48敗)114―112*サンダー(54勝26敗)、ティンバーウルブス(28勝52敗)106―105*トレイルブレイザーズ(43勝38敗)

 *はプレーオフ進出が決まっているチーム。

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