張本氏「極刑に値する罪ですか?」 バド桃田に寛大な対応求める

[ 2016年4月10日 09:25 ]

張本勲氏

 野球評論家の張本勲氏(75)が10日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演し、バドミントン男子の桃田賢斗(21)と、12年ロンドン五輪代表の田児賢一(26=ともにNTT東日本)が違法カジノ店で賭博をしていた問題についてコメント。桃田については「21歳、まだ子どもですよ。“極刑”はやめてあげるべき」と寛大な処置を求めた。

 張本氏はこの問題について「非常に胸が痛い」と心境を吐露。2人の行為について「悪いことは分かっている」とした上で、「一般からいって“極刑”に値する罪ですか?(会見で)さらし者にしてもらいたくない。辛らつな質問をした人は間違ったことはしないの?」と激しい口調で語った。

 日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は桃田について、リオデジャネイロ五輪に出場できない見通しを示しているが、「今回のことで選手生命を絶つのは惜しい」とも話している。張本氏も同意見のようで「(違法カジノ店を)裏社会がやっているというのは、彼らはそんなこと知りませんよ。行って楽しいから、面白いからやっただけで、ミスはありますよ」と強調。そして「21歳、まだ子どもですよ。ペナルティーはいいけど、残る道を探してもらいたい」と除名などの重い処分を課さないことを求めた。

 日本バドミントン協会の処分は10日の緊急理事会で討議される。協会の処分規定には注意、解任、賠償、出場停止、登録抹消、最も重い除名がある。

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2016年4月10日のニュース