ビラノバ大が31年ぶり決勝進出 バスケ全米大学選手権

[ 2016年4月3日 13:51 ]

23得点をマークしたビラノバ大のジョシュ・ハート(AP)

 男子バスケットボールのNCAAトーナメント(全米大学選手権)は2日、テキサス州ヒューストンで「ファイナル4」の準決勝行い、南部地区を勝ち抜いたビラノバ大(AP6位)が西部地区を制したオクラホマ大(AP7位)に95―51(前半42―28)で圧勝。ガードのジョシュ・ハート(21=3年)が23得点8リバウンドをマークして、チームの31年ぶり3度目の決勝進出に貢献した。44点差の勝利はファイナル4では決勝を含めて史上最大点差。従来の記録を10点更新しての白星となった。

 NBAドラフトで上位指名が予想され、全米2位の25・0得点をマークしていたオクラホマ大のガード、バディー・ヒールド(22=4年)は今季2番目に少ない9得点。ビラノバ大の執ようなディフェンスに苦しみ、成功率46・5%を記録していた3点シュートは8本中1本しか決めることができなかった。

 第2試合では東部地区の第1シード、ノース・カロライナ大(AP3位)が83―66(前半39―28)で中西部地区の第10シードから勝ち上がってきたランク外のシラキュース大に快勝。7年ぶり10回目の決勝進出で通算6回目の全米制覇まであと1勝と迫った。

 主力フォワードのブライス・ジョンソン(21=4年)は16得点9リバウンドと活躍。チームの3点シュートは17本中4本しか決まらなかったが、シラキュース大は同じACCカンファレンスに所属していることもあって手の内を知り尽くしており、最後まで冷静さを失うことはなかった。

 シラキュース大のACC内での成績は9勝9敗で10位。そこからファイナル4まで駒を進めてきたが、ACC1位のノース・カロライナ大(14勝4敗)にはやはり歯が立たなかった。

 なお決勝は同じヒューストンで4日に行われる。

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