鈴木愛 糖質制限で3キロ減 キレキレボディーで4位浮上

[ 2016年4月3日 05:30 ]

16番パー4で第2打を直接入れるイーグルを決めバンザイする鈴木愛

女子ゴルフツアー・ヤマハ・レディース葛城第3日

(4月2日 静岡県袋井市・葛城ゴルフ倶楽部山名コース=6568ヤード、パー72)
 10位から出た鈴木愛(21=salesforce)が1イーグル、4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算1アンダーの215で首位と4打差の4位に浮上した。オフは“糖質制限ダイエット”で体重を3キロ絞り、切れ切れの体をゲット。久しぶりの優勝争いで14年日本女子プロゴルフ選手権以来の通算2勝目を狙う。70をマークしたユン・チェヨン(29=韓国)が通算5アンダーで首位に立った。

 スコアを1つ落として迎えた16番パー4で鈴木がスーパーショットを披露した。ピンまで残り162ヤード、7Iでの第2打は「左にひっかけそうだったので」とすぐにクラブから右手を離して調整。すると、ボールはピンに向かって真っすぐ進み、ピン手前に落ちるとそのまま転がってカップイン。劇的なイーグルで優勝争いに浮上し、「疲れたけど、良いラウンドだった」と笑顔だった。

 オフは宮川敦生(あつき)トレーナー(37)の指導の下、体を絞るために炭水化物を極力控える糖質制限ダイエットに励んだ。プロ野球ロッテの福浦和也らの自主トレに参加した時には朝食に好物のフレンチトーストが出たが、我慢。「福浦さんが“愛ちゃんごめんな~”って言いながらおいしそうに食べていた。悔しい…」と振り返るが、忍耐を経て3キロ絞ったニューボディーを手に入れた。「いまも体が切れている」と納得の仕上がりだ。

 14年にツアー初優勝を飾り、2勝目を期した昨季は2度プレーオフで敗れるなど悔しい一年となった。「久しぶりに優勝のチャンスが来たので頑張ります。今週はやれそうな気がする」。生まれ変わった鈴木が2勝目をつかみ取る。

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2016年4月3日のニュース