田知本遥2大会連続五輪当確!「4年前より自信はある」

[ 2016年4月3日 05:30 ]

女子70キロ決勝で新井千鶴を責める、田知本遥(左)

柔道全日本体重別選手権第1日

(4月2日 福岡国際センター)
 どん底からはい上がって2大会連続五輪を確実にした。「勝つと負けるでは明日からの人生が違う」。代表争いの緊張感から解放され、女子70キロ級の田知本遥(25=ALSOK)の目に涙がにじんだ。代表を争う新井千鶴(22=三井住友海上)との決勝戦。残り1分21秒でまず大外刈りを仕掛け、相手の強引な反撃に合わせた内股返しで有効を奪った。

 昨年2月の国際大会前にドーピング違反成分が含まれた市販の風邪薬を服用し、出場を見合わせた。アスリートとして言語道断のケアレスミスに「気持ちも折れそうになった」。そこから周囲の励ましもあって立ち直り、国際大会で結果を残して巻き返した。「五輪はメダルを持っている、持っていない、で天と地の差がある。4年前より自信はある」。ロンドン五輪は7位止まり。再挑戦の舞台が待っている。

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2016年4月3日のニュース