ロシアがWADAに要望書 メルドニウムの禁止根拠求める

[ 2016年3月14日 21:37 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)が1月から禁止薬物リストに加えた「メルドニウム」をめぐり、ロシアのムトコ・スポーツ相がWADAに対し、禁止とした科学的な根拠を示すよう要望書を提出したことが14日、分かった。競技力向上効果があるとされるメルドニウムは不整脈などの治療にも使われ、女子テニスのマリア・シャラポワ(ロシア)が検査で陽性反応を示すなど違反者が相次いでいる。

 同スポーツ相はタス通信に「調査結果があるなら情報を求めたい」と述べ、選手やコーチには使用禁止を徹底する方針を示した。WADAは11日、メルドニウムにこれまでロシア以外の国も含めて99件の陽性反応が出たと明らかにしている。(共同)

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2016年3月14日のニュース