小原1秒足りず涙の3位「力が足りなかった」

[ 2016年3月14日 05:30 ]

会見で涙を浮かべる小原

名古屋ウィメンズマラソン

(3月13日 ナゴヤドーム発着)
 小原がわずか1秒差で五輪代表の座を逃した。30キロでペースメーカーが外れ、優勝したキルワがペースアップ。一度は田中にも離されたが、力走して37キロ手前で田中に追いつく。その後、並走したものの、ナゴヤドームの直前で引き離され、2時間23分20秒でゴール。2位の田中とはわずか1秒差で無念の3位に終わった。

 ゴール後は倒れ込み、やっと立ち上がると天を仰いで涙を流した。「走り終えてあと一歩だったのが正直なところ。自分の力が足りなかった」と会見でも涙ぐんだ。昨年の名古屋では15キロの給水で転倒して脱落。マラソンの厳しさを知り、今年もわずか1秒差と再び勝負の厳しさを思い知らされた。所属する天満屋勢の5大会連続五輪マラソン代表は厳しくなった。小原は「まだ自分には1万メートルが残っているから、最高のスタッフと取り組みたい」と世界選手権に出場した種目でのリオ五輪出場を誓った。

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2016年3月14日のニュース