宇良 鼻血なんの“マゲ1勝”「張り手は痛かった」一層の精進誓う

[ 2016年3月14日 15:37 ]

<大相撲春場所2日目>低い当たりで相手を幻惑する宇良

大相撲春場所2日目

(3月14日 エディオンアリーナ大阪)
 エディオンアリーナ大阪で開催中の大相撲春場所2日目で、注目株の西幕下2枚目・宇良(23=木瀬部屋)は初めてマゲを結って本場所の土俵に立ち、元十両の東幕下2枚目・阿炎(錣山部屋)を押し出して白星発進した。

 立ち合いから低い姿勢で懐にもぐり込む狙い。寺尾譲りの突っ張りで応戦され、鼻血を飛び散らせながらも根気よくチャレンジ。最後に相手がたまらずに引いたところを一気に前へ出た。

 “マゲ1勝”を手にしても慢心はない。「やっぱり上位は怖い。張り手は痛かった。何回も“無理やな…”と思ったけど我慢できました。目標は勝ち越しです」と一層の精進を誓った。

 この日は京都・鳥羽高の先輩でプロ野球オリックスの平野佳寿投手(32)が応援に駆けつけた。「(観戦に来て)負けたら、もう来られへんと思って緊張した。いろいろ動画で(宇良の取組を)見て、強いと思った。頑張ってほしい」とエールを送った。

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2016年3月14日のニュース