米大学アメフト パレード中の事故を受け試合前に黙とう

[ 2015年10月25日 12:06 ]

試合前に黙とうを捧げるオクラホマ州立大の選手たち (AP)

 オクラホマ州立大は24日にホームで行われたカンザス大との試合前、同日に行われたホームカミングのパレードで起きた事故の犠牲者に黙とうを捧げた。

 ホームカミングとは米国の大学や高校で卒業生を母校に招いてさまざまな催しを楽しむ伝統的なイベント。毎年フットボールシーズンに行われるが、オクラホマ州立大の同イベントのパレードで車が見物客に突っ込む事故が発生した。

 米複数メディアによると、この事故で2歳の子供を含む4人が死亡し、8人が重傷。さらに軽傷を含めると被害者は40人を超えるという。目撃者の一人は「9・11の同時多発テロ以外では、これまで自分の見た中で最悪の光景」と証言。車の運転手は25歳の女性で、酒気帯び運転により逮捕された。

 パレード当日はフットボールの試合が行われることになっており、この悲劇を受けてオクラホマ州立大の学長は試合のキャンセルも検討したというが、予定通りにキックオフを迎える運びとなった。競技場には半旗が掲げられ、フィールドに姿を現した選手はひざまづき、互いに手を取り合うと目を閉じながら事故の犠牲者を悼んだ。

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2015年10月25日のニュース