ハンド本多主将、悔し涙止まらず「やってきたこと出せなかった」

[ 2015年10月25日 18:18 ]

韓国に敗れ、ベンチでうなだれる日本の選手たち

ハンドボール女子 五輪女子アジア予選最終日 日本21―35韓国

(10月25日 愛知県体育館)
 40年ぶりの夢舞台へ王手をかけたハンドボール日本女子だったが、頂上決戦ではこれまで五輪で2度の金メダルを獲得している韓国の前に完敗。試合後、選手たちは駆け付けた4000人の観客に頭を下げながら泣きじゃくり、本多主将も「準備したことが出せなかった。やってきたことをコートで出せなかった」と悔し涙を止めることができなかった。

 守備に特化してトレーニングを積んできた日本。これまで3試合は、強固なディフェンスで相手の得点を阻んできたが、強豪相手にその成果を発揮できなかった。「韓国の方が上回っていて、それに対応できなかった」と敗戦を分析した栗山監督。さらに序盤のシュートミスにも触れ「相手のペースにさせてしまった」と悔やんだ。

 この大会でのリオ五輪出場権は獲得できなかったが、来年3月の世界最終予選で再び五輪出場に挑戦する。「まずは負けたことをしっかり受け止めたい」と敗戦を糧にすることを誓った本多主将。栗山監督も「機動力のあるチームに対しては何か工夫をしないといけない。相手の想像を超えるようなものをつくらないと」と新たな守備のシステム構築について口にし、さらに選手について「個々の能力を上げないといけない」と課題を挙げていた。

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2015年10月25日のニュース