五郎丸、前半大ピンチ救うスーパータックルも…黄金の右足“不発”

[ 2015年9月24日 06:43 ]

<日本・スコットランド>前半終了間際、強烈なタックルをする五郎丸(左)

ラグビーW杯イングランド大会 日本10―45スコットランド

(9月23日 グロスター)
 魂のタックルも実らなかった。5点リードを許して迎えた前半終了間際。左サイドに展開された決定的ピンチで、FB五郎丸がゴールライン寸前に迫った相手WTBシーモアに飛び掛かりタッチに押し出した。後半の逆転に望みをつなぐビッグプレーだったが、終盤は立て続けにトライを許して完敗。「厳しい展開だった。(スコットランドを)分析して選手同士で落とし込んだが、中3日という厳しい状況で修正できなかった。ゴールを外したので責任を感じている」と振り返った。

 正確無比なはずのキックに微妙な狂いが生じた。前半13分にトライにつながる絶妙なタッチキックを見せたが、コンバージョン、PGの成功は計4本中2本。計9本中7本を沈めた南アフリカ戦の成功率を大きく下回った。

 それでもW杯通算得点を29に伸ばし、栗原徹の持つ日本代表記録の40点まであと11。五郎丸は「これだけの点差がつく実力差ではない。あと2戦あるので下を向いている暇はない。サモア戦まで10日あるので、しっかり準備したい」と前を向いた。10月3日の次戦サモア戦に向け、再びキックの感覚を研ぎ澄ます。

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