日本、スコットランドに敗れる…初の大会2勝ならず、1勝1敗に

[ 2015年9月24日 00:20 ]

<日本・スコットランド>後半、トライを奪われ、肩を落とす五郎丸(右)と松島

 ラグビーのワールドカップ(W杯)イングランド大会第4日は23日、英国西部グロスターなどで行われ、世界ランキング11位の日本は1次リーグB組の第2戦で同12位のスコットランドに10―45で敗れ、1勝1敗となった。W杯史上初の1大会2勝は次戦以降に持ち越しとなった。

 歴史的な勝利を挙げた19日の南アフリカ戦から中3日での試合。南ア戦からスタメン6人を入れ替えて、過去W杯4位の実績を持つ強豪スコットランドに挑んだ日本は序盤、ミスや反則が目立ち、前半3分にペナルティーゴール(PG)で先制を許すと、同12分にもPGを決められてしまう。

 同15分には日本は敵陣深い位置でのラインアウトからモールを押し込んでトライ。FB五郎丸がコンバージョンゴールを決めて7―6と逆転したが、18分、20分とPGを決められ、再び追う展開に。23分にはWTB松島がシンビン(10分間の一時退場)となり、1人少ない状況となったが、敵陣に攻め込み、前半終了間際のピンチをしのいで7―12で折り返した。

 後半、日本はNo・8マフィーの突進からチャンスをつかむ。マフィーは負傷退場となったものの、五郎丸がPGを決めて2点差。しかし、48分、56分にトライを許し、64分には敵陣に攻め込みながらターンオーバーを許してWTBシーモアに独走トライ。さらに70分にもトライを奪われるなど失点を重ねた。

 日本は各組上位2チームが進出できる決勝トーナメントを目指し、10月3日の第3戦でサモア、同11日の最終第4戦で米国と対戦する。

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