筑波大の福岡、ホロ苦デビュー　独走許して失点…トライもお預け

＜日本・スコットランド＞独走するシーモアに振り切られ、トライを許す福岡

ラグビーＷ杯イングランド大会 日本１０―４５スコットランド

（9月23日 グロスター）
　ホロ苦いＷ杯デビューとなった。筑波大４年のＷＴＢ福岡は１１番でＷ杯初出場。後半２３分、トライを奪われた場面では驚異的なスピードで独走する相手ＷＴＢシーモアに追いすがったものの、止めることはできなかった。日本は攻撃で後手に回り、５０メートル５秒８の若きスピードスターのＷ杯初トライはお預けとなった。

　ジョーンズＨＣが「まだかわいい学生だが、スピードもあるし、１対１で抜けるかもしれない」とほれ込む逸材は１３年４月に代表デビュー。同年１１月の前回スコットランド戦で２トライを挙げ今回も“キラー”として期待された。

　南アフリカとの大会初戦をスタンドから見守り「もちろん出たかった。８０分間落ち着かなかったのは初めて」と悔しい思いを胸にピッチに立ったが、日本に２戦連続の金星を呼ぶことはできなかった。