ザハ氏に金メダル 英建築家協会が発表 女性では初

[ 2015年9月24日 09:01 ]

 王立英国建築家協会は24日、東京五輪で使う新国立競技場の見直し前のデザインを担った女性建築家ザハ・ハディド氏(64)に、2016年の「ロイヤルゴールドメダル」を授与すると発表した。160年以上の歴史を誇る賞で、毎年優れた建築家を一人選んで表彰。女性が選ばれたのは初めて。

 ハディド氏は「特に初の女性として栄誉を受けることを大変誇りに思う」との声明を公表。今はより多くの女性建築家が認められ「すさまじい変化」が起きているが、そうなるのは「容易ではなかった」とし、今後も前進する決意を訴えた。

 同協会のダンカン会長はハディド作品について「高度に実験的で、精密さを要求する」と指摘した上で「世界中の人々に敬われ、求められている」とたたえた。

 ハディド氏はイラク出身。長年、ロンドンを拠点に活動してきた。建築界で権威ある米プリツカー賞も04年に女性で初めて受けている。(共同)

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2015年9月24日のニュース