IOC会長 新国立整備費問題「7月末の総会前にはまとめて」

[ 2015年7月1日 05:30 ]

新国立整備問題を7月末までに決着することを要請したバッハIOC会長

 遠藤利明五輪相は30日の記者会見で、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の整備費問題をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が大会組織委員会会長の森喜朗元首相に「7月末のIOC総会前にはまとめてほしい」と要請したことを明らかにした。

 下村博文文部科学相は整備費2520億円のうち500億円の負担を東京都に求めている。遠藤氏は「都との調整がつかなければ数字がまとまらない。一日も早く決着をつけたい」と強調した。また遠藤氏は、競技場の整備費確保のため、スポーツ振興くじ(サッカーくじ)の対象をプロ野球に拡大する案をめぐり、来月中旬までに日本プロ野球選手会などと合意できなければ、今国会での法改正は困難との見方を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月1日のニュース