ロケッツ、敵地でクリッパーズ破りタイ 決着は最終戦持ち越し

[ 2015年5月15日 15:56 ]

敵地でクリッパーズを下し喜ぶロケッツの選手たち

 NBAは14日に地区準決勝の2試合を行い、西地区2位のロケッツは敵地ロサンゼルスで3位クリッパーズを119―107(前半62―64)で下して3勝3敗。勝負は地元ヒューストンで行われる最終第7戦(17日)に持ち越された。

 ロケッツは第3Q残り2分で19点差をつけられたものの、第4Q序盤から得点リーダーのジェームズ・ハーデン(25)をベンチに置いたまま猛反撃。ともに19得点を挙げたコーリー・ブルワー(29)とジョシュ・スミス(29)の2人がこのクオーターで計29得点を集中させ、残り6分24秒から連続18点を挙げて試合をひっくり返した。

 ロケッツが10点以上の差をつけられて第4Qを迎えた試合(この日は11点差)はプレーオフで50回目だったが、勝ったのはこれが初めて。確率2%という奇跡的な1勝となった。

 勝利目前だったクリッパーズは、チーム創設45シーズン目で初となる地区決勝進出を前にして連敗。第4Qは15―40という屈辱的なスコアで、このクオーターのフィールドゴール成功率(18・2%)はプレーオフのチーム・ワースト記録となった。

 東地区では2位キャバリアーズが3位ブルズを敵地シカゴで94―73(前半58―44)で退けて4勝2敗。レブロン・ジェームズ(30)は15得点とふるわず、カイリー・アービング(23)は第2Qに左膝を痛めてベンチに下がったが、オーストラリア出身の控えガード、マシュー・デラベドーバ(24)がチーム最多の19得点を稼いで6年ぶりに地区決勝に駒を進めた。

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2015年5月15日のニュース