真央 トリプルアクセル既に成功、実戦へ準備着々

[ 2015年5月15日 05:30 ]

浅田真央

 現役続行を視野に練習を再開したフィギュアスケート女子の浅田真央(24)が、代名詞の大技にも精力的に取り組んでいる。佐藤信夫コーチ(73)が14日、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷していることを明かした。「(アクセルも)やっています。跳べたり、跳べなかったり。表面上できていても、まだまだ」。競技会で決めていた頃の状態には程遠いが、実戦復帰への準備は着々と進んでいる。

 今週から佐藤コーチの拠点・新横浜スケートセンターで練習している浅田は、この日もトレーニング。同スケートセンターは一般客が利用する時間帯があるため、浅田はこれまで一日2時間程度の練習しか行っていなかったが、一般利用がないこの日は、4~5時間は汗を流したとみられる。同コーチは「きょう(14日)は時間があったので、みっちりやりました」と説明した。

 浅田は18日に都内で会見して現役続行の意向を表明する。ただ、佐藤コーチが「本人が“やる”と言っても、我々が見極めないといけない」と話すように、1シーズンの休養を経て、再び勝負のリンクに戻るのは容易ではない。浅田自身も周囲も、みんなが納得できるコンディションに戻すことが、第一目標になる。

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2015年5月15日のニュース