樋口久子 喜び新た「ゴルフが認められ…」文化功労者祝賀会

[ 2015年3月17日 05:30 ]

小林浩美・日本女子プロゴルフ協会会長と握手する文化功労者の樋口久子(左)

 昨年11月に文化功労者の顕彰を受けた日本女子プロゴルフ協会(LPGA)相談役のプロゴルファー、樋口久子(69=富士通)の祝賀会が都内のホテルで開かれ、招待客ら750人がゴルフ界初の快挙を祝福した。

 樋口は「私一人が頂いたわけではない。助けていただいた皆さんのおかげ。感謝している。ゴルフがスポーツ文化と認めてもらえてうれしい」と感慨に浸った。現役時代に77年全米女子プロなど海外を含めて通算72勝を挙げ、引退後の96年LPGA会長に就任し女子ゴルフの発展に尽力した。青木功も「もらって当然。チャコ(久子)がやれるなら自分も、と海外に出て行くきっかけになった」と功績を称え自身も影響を受けたことを明かした。

 「恥ずかしいゴルフは見せられないし、まだまだうまくなりたい」と今も週2~3回はプレーする樋口。今季開幕から2試合いずれも外国人が優勝している国内ツアーの現状に触れ「日本人にもっと頑張ってもらいたい。先週プレーオフで敗れた鈴木愛さんのような若い選手がどんどん活躍するといい」と日本人選手の奮起を促した。

 ▼主な出席者 海老沢勝二(日本ゴルフツアー機構会長)、小林浩美(日本女子プロゴルフ協会会長)、青木功、池田勇太(プロゴルファー)、後藤高志(西武ホールディングス社長)、張富士夫(日本体育協会会長)、山本正己(富士通社長)、里見治(セガサミーホールディングス会長)、島村宜伸(日本プロスポーツ協会会長)=敬称略、順不同=

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