樋口新葉 SP自己ベストで3位発進「納得できる演技できた」

[ 2015年3月5日 05:30 ]

女子SPで演技する樋口新葉

 フィギュアスケートの世界ジュニア選手権は4日、エストニアのタリンで開幕し、女子ショートプログラム(SP)で全日本選手権3位の14歳、樋口新葉(わかば、日本橋女学館中)が自己ベストを0・90点更新する61・27点をマークし3位につけた。同じく14歳の坂本花織(神戸ク)は58・72点で4位、16歳、永井優香(東京・駒場学園高)が56・93点で6位につけ、いずれも6日のフリーに進んだ。

 樋口はフリップ―トーループの連続3回転でわずかに着氷が乱れたものの、スピンとステップは全て最高難度のレベル4を獲得。「納得できる演技ができた」と頬を紅潮させて喜んだ。躍動感に加えて、1メートル50に満たない小さな体を目いっぱい使った、表現の大きさも目を引いた。昨年12月のジュニアグランプリ・ファイナルで3位、全日本選手権で浅田真央以来となる中学2年での表彰台に立った。飛躍のシーズンを締めくくるフリーに向け「表彰台を目指して大きなミスなく滑り切りたい」と力を込めた。

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2015年3月5日のニュース