明大、慶大下し開幕5連勝!16日に優勝懸け帝京大と直接対決

[ 2014年11月3日 05:30 ]

<慶大・明大>後半15分、トライを決めた上田(右)に駆け寄る明大フィフティーン

関東大学ラグビー対抗戦 明大40―17慶大

(11月2日 秩父宮)
 ともに全勝対決となった対抗戦2試合が行われ、昨季5位の明大は慶大を40―17で破り、開幕5連勝とした。日本代表SO田村優(NEC)の弟でSOの熙(ひかる、3年)が巧みなゲームコントロールを見せ、後半に4トライを奪って突き放した。大学選手権5連覇中の帝京大は、55―11で早大を粉砕。全勝を守った明大、帝京大の両校は16日に直接対決(秩父宮)し、勝者は対抗戦の優勝が決まる。

 昨年の対抗戦で6点差で敗れた慶大にダブルスコアで快勝。丹羽政彦監督は「去年は負けているので選手も気持ちが入っていた。今年は修正能力がある」と褒め称えた。

 前半7分まで2トライを奪ったが、その後は激しいタックルに手を焼き加点できず。後半も一進一退が続いたが、26分にビッグプレーが飛び出した。相手ラインを突破した田村が左前方へゴロで転がし、WTBで初先発の梶村(1年)がキャッチ&トライ。指揮官が「あのプレーが大きかった。田村はあのくらいできる」という優れた判断と技術でリードを広げ、さらに1トライを加えた。

 2週間後は全勝対決。帝京大の岩出監督から警戒人物に挙げられた田村は「ここ(5連勝)までは2年前もきた。どこまでやれるか」。地力で勝る絶対王者を、頭脳派司令塔が切り崩す。

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2014年11月3日のニュース