コナミ2年連続4度目V キング内村がフル回転4種目

[ 2014年11月3日 05:30 ]

最終種目の鉄棒を終え、笑顔でチームメートとタッチを交わす内村航平(中央)

 体操の全日本団体選手権最終日は2日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子は世界選手権個人総合5連覇の内村航平(25)が活躍したコナミが6種目合計272・600点で2年連続4度目の優勝を果たした。4・400点差の2位が順大で、3位は日体大だった。女子は日体大が4種目合計165・300点で2年ぶり21度目の頂点に立った。4月の左アキレス腱断裂から復帰した鶴見虹子(22)が出場2種目でチーム最高点と貢献した。

 キングが連覇に導いた。10月に世界選手権から中2日で地元の長崎国体に臨んだ内村は、疲労を抱えた今大会でも存在感を発揮。つり輪と平行棒以外の4種目に登場し、高得点を並べた。「団体に貢献できたし、ミスなくできて良かった。3連覇、4連覇と誰もなし得ない記録にしていけたらいい」。

 今季は序盤に左肩を痛めたが、世界選手権個人総合5連覇など、きっちり結果を残した。「危ないシーズンになりそうだったけど、立て直していい演技ができた」と話した。

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2014年11月3日のニュース