日本 豪州に延長サヨナラ勝ち 山田、父にささげる2安打

[ 2014年8月3日 05:30 ]

 ソフトボールの大垣国際女子第2日は岐阜県大垣市・北公園野球場で行われ、オーストラリアと対戦した日本は延長タイブレークの8回にサヨナラ勝ちし、通算成績を2勝とした。先月24日に父・良彦さん(享年60)を心筋梗塞のために亡くしたばかりの山田恵里外野手(30=日立)は4番・中堅でスタメンに復帰。2安打でチームをけん引した。

 初回2死一塁で迎えた第1打席の初球を右前に運び、先制点を叩き出した山田は「何も考えず、好きなライズ系のボールを打った。練習していないのにヒットが出て、とりあえずホッとした」と笑みを浮かべた。カナダ遠征から帰国した翌日の先月24日、元競輪選手の父・良彦さんが急逝。ぶっつけ本番の強行出場だったが「ソフトボールをしているところが一番好きだったと思うので結果を出したかった」と悲しみをこらえ「また頑張る理由ができました」と前を向いた。

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2014年8月3日のニュース