松山 逆襲の65!出だしバーディー、豪快イーグル奪取で浮上

[ 2014年8月3日 05:30 ]

第2ラウンド、5番でバンカーショットを放つ松山英樹

世界ゴルフ選手権シリーズブリヂストン招待第3日

(8月2日 米オハイオ州アクロン ファイアストーンCC=7400ヤード、パー70)
 第3ラウンドがスタートし、前日36位の松山英樹(22=LEXUS)は1イーグル、5バーディー、2ボギーの65で回り、通算4アンダーに伸ばした。出だしの10番でバーディーを奪うなど、前半で2つ伸ばして折り返し、後半のイーグル奪取につなげた。丸山大輔(43=アイテック)は73、竹谷佳孝(34=エー・エム・エス)は74で回った。

 松山が反撃ののろしを上げた。後半の2番パー5。第1打は300ヤードに迫るビッグドライブでフェアウエーを捉えると、残り215ヤードの第2打をピン左60センチにピタリ。豪快なイーグルを奪い、一気にスコアを伸ばした。

 出だしから快調だ。10番は残り110ヤードの第2打を30センチにつけるスーパーショットを披露してバーディーが先行。15番パー3は5・5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。後半に入っても勢いは止まらず、8番は3メートル、9番は1メートルを沈めて2連続バーディーで締めた。

 71とスコアを落とした前日は「欲をかいてミスをしてしまった。そういうミスを減らしていかないといけない」と反省。ラフからグリーンを狙った3番でダブルボギーを叩くなど強引にピンを狙った判断が裏目に出た。一方で、「ミスをしなければスコアは出る。少しずつは良くなってきているのかな」と手応えを感じており、技術とメンタルがかみ合いつつある。

 今季は米ツアーで初優勝を飾るなど、波に乗れば世界の舞台でも十分に戦える。チャージを見せたこの日の勢いそのままに、勝負の最終日を迎える。

続きを表示

2014年8月3日のニュース