佳純 エースの自覚「これまでの中では一番良かった」

[ 2014年4月28日 23:16 ]

ベラルーシ戦に出場、ガッツポーズ見せる石川

卓球世界選手権団体戦・女子1次リーグB組 日本3―0ベラルーシ

(4月28日 国立代々木競技場)
 直前に行われた男子の試合が長引き、しかもまさかの黒星スタート。そんな嫌な雰囲気を1番手のベテラン、平野早矢香(29)が振り払った。相手エースのカット打ちの選手との対戦だったが3―1の勝利。「自分が何としてもいい流れを作りたいと思った」と語った通りの快勝だった。

 続く石川佳純(21)も、スロースターターだったこれまでの試合運びから一転、「いい出だしで入れた。これまでの中では一番良かった。緊張した中での戦い方の準備をしてきた」と胸を張るストレート勝ち。第3セットでリードを許したが「落ち着いてできた」と語る。今大会は共にチームを引っ張り、12年ロンドン五輪団体戦で銀メダル獲得を支え合った福原が左足第5中足骨の疲労骨折で欠場。だが、それでよりエースとしての自覚が出てきた。「ドルトムント(5位)より良い成績を出せるように頑張りたい」と語った目標に、まずはいい一歩を踏み出した。

 その勢いに押され、初の代表選出となった田代早紀(23)も、第1セットを取られたが逆転勝ち。「すごい緊張した」と言いながらも「いい流れでまわしてくれたので良かった」と笑顔を見せていた。

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